これが定番本だなんて...
Amazonでいま勉強中のフレームワークに関する書籍を探したが少ない。それでもそのうちの1冊はそっち系のコミュニティのスライドとかで頻繁に見たことがある表紙のものだったので、ポチッとな。それが昨日届いた。チュートリアルが終ったので読み始めてみたら、肝心のサンプルアプリケーションを作成する章の出来が
なんじゃこりゃ!売り物にするレベルじゃねーぞ!ゴラァ!
という代物(トホホ。多分この部分は、サンプルアプリケーションを作ってから文章書いたんじゃないのかね?それも「なぜこのように記述するのか?」ではなく、単に「何をしてるか」を淡々と書き綴っている。極端に言えば
i++;
というコードに対して、
iに1を加えます。
って解説しているようなもん。いやだからそんなの見ればわかるよ(ボソ。期待していたのは
- ここでiは何を表しているの?
- それに+1する操作は何をしたいからなの?
ということなんだけどね。せめて
次のノードを処理するためポインタを進めます
といった感じで意訳できんのかね~。その後に続くAdd-onによる拡張も似たり寄ったり。全般的に
- 出だしは高尚だけど尻すぼみ
- 日本語になってない*1。これは編集サイドの問題でもある。
- コードの断片ばかりで、定義の全体がわからない。
- その他、もろもろ
といった感じで、技術屋さんが作ったドキュメントの典型的なアンチパターン:
自分の知っていることを羅列する。
ひとりよがりの文章
そのもの。顧客(=読者)目線で書かれていない。それでも付録のリファレンスだけは使えそう。ここだけ自炊して捨てようかな。この本、中古本(半額)にしておいてよかった。新品を定価で買ってたら、今頃...。あれ、珍しいな。こんな時間に来客だなんて...。
*1:「お前が言うな」という異論は許すw