実戦投入のタイミング

しかしながら、S2DaoにしろAOPにしろ、S2が裏で何をやっているのか分かっている人がプロジェクトに1人はいないと、実際のプロジェクトへの適用は難しいのではないかという感触をもった。具体的には、ダイコンの設定ファイルの書き方や、AOPトランザクションの適応範囲やロールバックの条件、S2Daoアノテーションと自動生成されるSQLとの関係など。それぞれの知識が必要なだけでなく裏で何が行われているかある程度予想できなければ、その書き方で合っているのかどうかの判断や、期待通りに動かないときのトラブルシューティングはできないのではないかと思った。他のところではそうでもないのかな。

2004年8月の技術日誌 Seasarを使ってみる

御意。

あと、Seasarで作った「その人」がいるうちはいいけど、いなくなったらどうする?残っていたとしても、別なプロジェクトに行ってるだろうから、そうそう引き戻すことはできまい。その部隊がみんなSeasar使いなら話は別だけど、それは難しいよな。特に中小ソフトハウスの場合は。こういった状況では、下から「Seasarを使いたい」という声が上がってきても、管理者(マネージャ)は不安だろうね。もちろん実際にSeasarで開発する人は楽しいだろうし、張り切ると思うけどね。今、あるいは近日中にSeasarを実戦投入するという人は、そういうところも意識して欲しいな。フロントランナーとして、あとに続く人に何を残すべきかってところをね。

俺?使うとしたら上に書いたような心配をしなくて良い位Seasarが普及する(orした)、と判断できてからだね。そういうスキルのある人にオファー出せば済む話。別にSeasarできます」なんてことをビジネスにする気は無いしね。