的確だな

経営管理の問題点は昨年度ですでに露呈していました。特損で計上したものは実際はプロジェクト管理の問題に起因した事故でした。一時的なものと説明して、特損に計上されています。

今回の大型案件の不振も同じ問題です。会社の総力を結集したにもかかわらず、プロジェクト管理能力の欠乏で失敗に。75億円の引き当ては多めに出されるため、来期の決算数字を期待したいのが普通の心理です。しがしです。

1)会社はリカバリー策として、要員を変えて体制を組み直すしかないですが、すでに重量級の要員を投入したためこれ以上変えてもむしろ新たな問題点を引き起こす。どうやって今のプロジェクト管理の混乱から立ちあがるかのイメージはだれも持っていない。

2)IT投資需要が回復している時に、能力のある要員はこの赤字プロジェクトに取られるため、新規案件を取れず、大きな機会損失となる。

3)百歩譲って仮にこの案件がうまく終了したとしても、これだけ多くの要員を配置するプロジェクトを一気に取れるはずがないので、空き要員の費用でさらに利益状況を悪化させる。

4)今回のプロジェクトに関わる社員も関連会社の要員いずれも大きなストレスが溜まって、自信喪失状態からの回復には時間がかかる。

この状況から勘案すると、当面業績期待はできないでしょう。

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=1009751&tid=elmnbepjsa57a59a5fa5e0&sid=1009751&mid=3748

3)は気がつかなかった。的確な指摘だ。