ローマ人の物語 ユリウス・カエサル ルビコン以後(下)

ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下) (新潮文庫)

読了2回目。暗殺した後何をするのか考えていなかった暗殺者たち。カエサルを倒しさえすれば元老院主導の共和政体を復活できる、それだけしか考えていなかった暗殺者達。カエサルの用意周到さと正反対。帝政の完成は後継者オクタヴィアヌスの成長を待たねばならないが、それを止める力はもう元老院に残っていなかった。