Git本

これから急いでGitを学びたいなら、この本(以下「わかばちゃん」)がお薦め。

漫画と図解でほんとわかりやすい。何よりもたとえが秀逸。例えばステージングすることを「撮影台に載せる」とかね。そしてgitコマンドではなく、SourceTreeでgit操作を説明しているのがイイ。

Git入門書には「いちばんやさしい」を標榜しているいちばんやさしいGit&GitHubの教本 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門 (「いちばんやさしい教本」シリーズ)もあるけど、この本は基本gitコマンドで各種操作を説明している。いまどきコマンドでやるの?SourceTreeとかGUI操作が主流じゃね?gitコマンドを学びたい人にはいいけど、ソース管理するためのgitなんだから、本末転倒な気もする。 そう考えるとお薦めできない。

SourceTree前提ならGitが、おもしろいほどわかる基本の使い方33 改訂新版もあるけど、わかばちゃんに比べ説明が難しい。同じことを説明しているんだけど、わかばちゃんの方がずっとわかりやすい。読むならわかばちゃんの次にした方がいいと思う。

もっとも現場ではSourceTreeじゃなくてEclipseのEGitとか、Visual Studio Codeのgitプラグインを使う場合も多いので、もうちょっと勉強が必要になることも多いけど、「forkしてcloneしてbranch切ってpullしてcommitしてpushしてpull requestしてmergeしてもらう」という一連の流れが理解でき、現場でもみんなの会話について行けるようになると思う。とりあえずこれを読めばGitは大丈夫じゃね?と思う内容になってます。